Social Impact Day 2025
Session
Special Session 2
2025.5.15 Thu 09:30-10:40
日本語・英語
新たなサステナビリティ開示基準TISFDとは?〜基礎を学び、基準制定に向けた参画を考える
サステナビリティ情報開示のための新しいグローバル・タスクフォース「不平等関連財務情報開示タスクフォース(TISFD)」が2024年秋に発足し、その運営委員会メンバーが1月に発表されました。SIMIはTISFDアライアンスに参加しており、TISFDの枠組みは2027年初旬までに完成する予定です。
本セッションでは、TISFDの2名の運営委員をお招きし、そのビジョンと目標、そしてマルチセクターの関係者がフレームワークの形成にどのように参加できるかを紹介します。また、日本企業やその他のステークホルダーへの影響についても議論していきます。
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Speaker
Delilah Rothenberg 氏
Co-Founder and the Executive Director of the Predistribution Initiative (PDI) / Member, Steering Committee, TISFD
Delilah Rothenberg は、労働者や地域社会とより多くの富と影響力を共有するための測定・管理ツールや投資構造の特定において投資家を支援しているマルチステークホルダー型の非営利団体「Predistribution Initiative(PDI)」 の共同設立者であり、エグゼクティブ・ディレクターを務める。プライベート・エクイティ投資家、融資担当者、プロジェクト開発者等と20年以上にわたって資金調達やサステナビリティ、インパクト戦略について協働し、また様々な委員会、諮問グループ、作業部会のメンバーとしても活躍。
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Speaker
木村 武 氏 Dr. Takeshi Kimura
日本生命保険執行役員、PRI(国連責任投資原則)理事
日本生命保険執行役員、PRI(国連責任投資原則)理事 1989年に日本銀行入行。米国連邦準備制度理事会(FRB)出向を経て、企画局政策調査課長、松江支店長、金融機構局審議役、決済機構局長を歴任。長年、金融政策や金融システムの調査・分析に携わったほか、中央銀行デジタル通貨(CBDC)の実証実験ロードマップの設計を主導した。この間、FSB/AGV(金融安定理事会、脆弱性分析グループ)やBIS/CPMI(国際決済銀行、決済・市場インフラ委員会)のメンバーとして活動。 2020年に日本生命保険に入社。2021年にPRI理事に就任。Policy Committee、Governance Committee、Finance, Audit and Risk Committeeの3委員会のメンバー。23年末に理事再任(2024~26年の任期)。 工学博士(東工大)。経済学修士(米イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校)。
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Moderator
今田 克司 Katsuji Imata
一般財団法人社会的インパクト・マネジメント・イニシアチブ 代表理事、株式会社ブルー・マーブル・ジャパン 代表取締役
米国(6年)、南アフリカ(5年半)含め、国内外で市民社会強化の分野でのNPOマネジメント歴25年。2013年帰国後、セクターを超えてインパクト・マネジメントの普及に力を入れている。現在ほかに、(株)ブルー・マーブル・ジャパン代表取締役、(一財)CSOネットワーク常務理事を兼任するほか、(特活)日本評価学会副会長・研修委員長、休眠預金等活用法における指定活用団体である日本民間公益活動連携機構(JANPIA)評価アドバイザー、国際協力機構(JICA)事業評価外部有識者委員会委員、インパクト・コンソーシアム データ指標分科会座長等。2022年8月より国連開発計画(UNDP)SDGインパクト基準(企業・事業体版)研修認定トレーナー。